小平丈太郎(生田斗真)は、藤井順一(桐谷健太)とともに大河内欣治(ミッキー・カーチス)に教えてもらいながら休耕田を利用して米作りをすると決めた。が、田んぼが使えるようになるまで早くても3年かかると聞き、地域おこし協力隊として3年契約で四万十に来ている自分の今後を思いながら雑草取りに励む。
同じ頃、二階堂かほり(真木よう子)は、東京に戻るか、四万十の病院にとどまるか、決めかねていた。患者たちにずっと病院にいると約束した責任がある、と悩むかほりに、丈太郎は自分のしたいようにすればいい、と事も無げに言う。そんな発言にかほりは腹を立てる。
数日後の夜、丈太郎はかほりをカヌーに誘う。寒空のなかカヌーに乗るうち、ふたりの脳裏にはこれまでのさまざまな出来事がよみがえる。やがてかほりは、自分が研究医を目指そうと思ったきっかけについて話し始める。それを聞いた丈太郎は、そんな思いがあるなら患者たちも責めたりはしない、ここで夢が叶えられネいのなら東京へ行くべきでは、と助言する。
後日、東京行きを決めたかほりの送別会と、理学療法士の学校の入学試験に合格した松本弘樹(柄本佑)を祝う会が開かれ、丈太郎、順一、森下彩花(香椎由宇)、今井春菜(木村文乃)が出席した。一同を前に挨拶した順一が乾杯の音頭を取ろうとしたとき、突然、丈太郎がそれを制した。みんなに報告したいことがあると言う丈太郎は、自分は地域おこし協力隊を辞めた、と発言。一同が凍り付くなか、東京に戻るのか、と順一に聞かれた丈太郎は・・・。