加賀屋の倒産以来、消息不明だった加代は東京のカフェで働いていました。加代の両親が死んだと聞き、おしんは加代と息子の希望(のぞみ)を伊勢に連れ帰ろうとします。しかし、加代の身うけ金千円がなく、せめて希望だけでもと再びカフェを訪ねると、加代は血を吐いて死んでいました。おしんは希望を引き取り、伊勢の海の見える丘に、加賀屋の三人の墓を作りました。半年後、浩太は、加代の墓前で特高に捕まってしまいます。