慶安四年。春日局(松下由樹)がこの世を去り八年。大奥は春日局の遺志により総取締となったお万(瀬戸朝香)がすべてを取り仕切っていた。だが、病に倒れた家光(西島秀俊)は明日をも知れぬ身。大奥には、三人の男子による次期将軍を巡るきな臭い噂も流れ始め、お万を悩ませていた。そんなある日のこと、ふと家光の病床を孝子(木村多江)が、続いてお万とお楽(京野ことみ)が訪れていた。そして、それぞれ懺悔と称し昔の自らが犯した過ちを打ち明け始めたのだ。それは家光も初めて聞かされる事の数々であり、皆の心の中に改めて春日局の存在と意思を思い起こさせるものだった。
Name | Type | Role | |
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Taeko Asano | Writer | ||
林徹 | Director |