東神奈川署の刑事・心野朱梨(飯豊まりえ)は、目を合わせた相手の感情を色として見ることができる。彼女は13歳の頃、自宅で両親を殺害される事件に遭遇。その時、犯人の目を見たことを機に、朱梨は感情が見えるようになり、一方姉の紫織(松井玲奈)は感情を失った。朱梨は、警視庁から出向してきたエリート・風早涼(浅香航大)とともに犯人の正体を突き止め、事件は解決、姉の紫織も感情を取り戻した。 それから2年が経ち、朱梨は“ある事件”の捜査のため、風早が率いる警視庁捜査一課八係に出向することに。八係の刑事・滝沢(影山優佳)は風早から朱梨の能力を聞かされ、朱梨と新たにバディを組むことになる。 そんな中、朱梨は滝沢とともに、傷害事件の被疑者・時田里菜(若月佑美)の取調べを行う。里菜は、アイドルグループの元メンバー・朝比奈慶太(水石亜飛夢)を刃物で刺し、現行犯で逮捕された。朝比奈は素行が悪く、女性へのセクハラや暴力が報じられていた。里菜は取調べで、自分も朝比奈からセクハラを受けたと告白し、彼に謝罪してほしかったと語る。しかし、朱梨が里菜に見たのは“期待”を表すオレンジ色で、朝比奈への怒りや恨みは感じられない。 “期待”の感情に隠された、里菜の真の犯行動機とは?そして、風早が朱梨を警視庁へ呼んだ理由とは――?