浦島エイジ(山田涼介)は明京大学の2年生。「人生楽しんだもの勝ち」とお気楽な大学生活を送っているエイジだったが、実は仲間たちにもひた隠しにしてきた秘密があった。15年前に日本中を震撼(しんかん)させた連続殺人事件――通称『LL事件』の容疑者が、エイジの父・八野衣真(早乙女太一)だったのだ。警察に追われた八野衣は、自ら火を放って自殺したが「また殺す・・・・・・LL」という謎のメッセージを残していた。 事件後、エイジは、八野衣の保護司だった浦島亀一(遠藤憲一)に引き取られ養子となる。そんなエイジにとって、唯一のやすらぎとなる存在が、同じ大学に通う恋人・雪村京花(門脇麦)だった。 ある日、畑葉子(浅川梨奈)という女性の遺体が発見される。その殺害方法は、LL事件と酷似していた。かつてLL事件の捜査に当たった警視庁の管理官・猿渡敬三(髙嶋政宏)は、部下の桃井薫(桜井ユキ)らに捜査を指示する。 一方、エイジは、10月19日から21日までの3日間の記憶が全くないことに気付く。それは、葉子が失踪した日から、遺体で発見される期間でもあった。訪ねてきた桃井からその話を聞かされ、動揺するエイジ。 そんな中、エイジのもとに、半グレ集団『スカル』のリーダー“サイ”こと佐井社(尾上松也)から連絡が入る。サイは、ナミ(川栄李奈)やその友人だった葉子が働くデートクラブ『アリス』を運営していて・・・・・・。