京へ向かう道中、武蔵(市川新之助)は父の仇を討ったために役人に追われる娘・お菊(広末涼子)を助ける。江戸へ戻ったお通(米倉涼子)は武蔵がすでに旅立ったことを知り、柳生の里へ行くべきではなかったと後悔する。お菊と別れ、京へ入った武蔵は無二斎(ビートたけし)と再会。年老いて、門弟にも去られた無二斎は、見返りに細川家から与えられる二百石に目がくらみ、土下座して細川家への仕官を懇願する。