賞金王決定戦競走・トライアル3日目。前日までの2走で5着続きの波多野には後がなくなった。一方、洞口雄大は2着・2着で優勝戦進出は確実かと思われての3日目だった。エースモーターに1号艇と完全に運気の流れは自分に向かっていると思った洞口にはプレッシャーなどまるで感じられない様子だった。しかしそのレース、いつも以上のスタートが出来たと感じたはずなのに、まるでミスをしたかのようなドカ遅れのスタートとなってしまう。