左手のケガから半年、精神的な壁を越えるために福岡競艇場を復帰レースに選んだ波多野憲二。青島の心配をよそに、あの時と同じようにうねりの出ている1マークを憲二はマクっていく。うねりの1マークはレバーを落として廻るのが定石とアドバイスをする青島に、憲二はそれでも工夫すればできるはずと、聞かない。そして3日目、憲二と青島は同じレースを走ることに。そのとき青島は1号艇にもかかわらず3コースカドのコース取りからマクリに行く。