左手のギプスがはずれた憲二。しかし澄との約束とは違い、福岡の小泉先生のもとでリハビリを始めた。握力が20キロなければ選手に戻ることはできないのだが、年が明けた頃に10.5キロまで握力が回復し、東京へやっと戻った。さらに3ヶ月ほどが過ぎた春先、練習でボートに乗れることになり、期待いっぱいで平和島にやってきた憲二。6ヶ月ぶりにボートに乗った憲二を岸本たちは心配したが、憲二は2周目から全速ターンをやってのける。