「コミックブーン」編集部の星(鈴木大河)は、「漫画、今すぐ描きたいんです。今描かなきゃ僕じゃなくなるんです」と宣言。 漫画家志望だった彼は、せめて漫画の近くで仕事がしたいと三蜂社に入社したのだが、編集者として中途半端に漫画と関わることがかえって辛かったのだと打ち明ける—。 健斗(伊藤健太郎)は、星を新人漫画家・本島りん(外原寧々)のもとへ挨拶に連れていく。健斗は、星が秘密裏に行っていたことを察知していたのだった。健斗とりんの前で、彼が語った本心とは—。 夢を追い求めることを決断した星や、再び執筆活動を始めたみなみ(愛希れいか)の姿を見て、健斗は自分を振り返る。漫画編集者という仕事を「好きじゃないから仕事に選んだ」という健斗だが、誰よりも熱心に取り組み、仕事ぶりも認められている。一方で「小説を書きたい」という気持ちはありながらも、アイデアを段ボール箱にため込むだけで、書き出せない自分がいる。星やみなみのように「書きたいから書く」ということができなかった。 さらに、光学館「月刊ブリエ」の桔川(松下優也)は、ゆず(弓木奈於)の新連載の準備を着々と進めているようだ。大手出版社との勝負が始まろうという中、健斗は連載中の「ちりがみくん」について編集長の堂島(金井勇太)に相談を持ち掛ける。堂島が掛けた激励の言葉とは—。 「ミスターリスク回避」に変化が生まれ始める—。