千明(永作博美)は“塾による学校経営”という新たな夢を抱いていた。だが次女・蘭(大政絢)の個人指導塾で不祥事が発生。責任を感じて経営の一線から身を引く。そして平成19年、家族に見守られて生涯を終えた。塾教育と歩んだそんな千明との年月を吾郎(高橋一生)がつづった「みかづき」を読み終えた一郎(工藤阿須加)は子どもたちへのボランティア授業に共鳴してくれた阿里(岡本玲)に背中を押され手応えを感じ始める。