戦後、日本の洋画壇で活躍し、文化勲章も受章した野見山暁治。爆発的な色彩と炸裂する構図で見るものを圧倒する作品を描き続けました。その制作の原動力となったのが、東京・練馬と、彼の故郷 福岡・糸島にかまえた自宅兼アトリエだったのです。 どちらも、動線と環境が見事に工夫された建物で、一体どんな“暮らし”をしてきたのか。その一途な美しき日常をふり返ると分かってくるのです。彼の描いた絵の真実が...生前の貴重な映像とともに偉大な画業に迫ります。 <Art Traveler>緒形直人 <ナレーター>磯村勇斗