希(土屋太鳳)が作った幸枝(草笛光子)仕込みのキャロットケーキを食べた藍子(常盤貴子)。その味は一瞬にして母としての幸枝の記憶を呼び戻し、かたくなだった藍子の気持ちが初めて和らぐ。夕方、幸枝がフランス人の夫を伴って再び桶作家を訪れ、20年分の言い訳を手紙で渡し、二人は和解する。幸枝は再びフランスで、世界一のケーキを作ると希に告げる。ケーキの持つ力の奥深さに感動した希は、大きな決断を藍子に伝える。