とある宇宙港で、突然全裸の少女ジャルナに声をかけられたゲン。だが、彼女はいきなりゲンに銃を突きつけ、惑星イスナまで自分を運ぶように命令した。その頃、銀河系ではベニュアス王国とイスナ共和国間の緊張がにわかに高まっていた。数日以内に自分がイスナに着かなければ両国間の戦争が勃発するとジャルナは言うが…。
ラドウの命令により、星図が眠る惑星リングロドヘゲンを誘い出したリム。惑星サイズのテレパシーを受け取れず、帰還した者のいないこの星で、ゲンだけはテレパシーの受信を成功、伝承族のねらいを知ることになる。一方、ゲンの残したメッセージの危険を感じたリプミラは、星見と共にリングロドに急行するが…。
ゲンはラドウの杖に胸を貫かれ、光の中に消えた。ゲンと束の間に精神交信を行ったリングロドも粉々に砕け散った。ビメイダーであるリプミラは生きのびることが出来たが、精神的なダメージは大きかった…。リプミラが引きずる過去、レインの悲しい宿命、そしてラドウの数千年越しの謀略、その全てが今一つの決着を迎える!
原作のACT.1をベースにした作品。1987年7月14日に松竹富士系にて劇場公開されている。併映作品は聖悠紀原作の『TWD EXPRESS』。OVAは日本コロムビアより1987年7月21日にVHS/Beta。1987年9月21日にレーザーディスクで発売。ジャケットイラストは長谷川裕一自身によるもの。また、同時期に『アニメディア』誌上でフィルムコミックが連載された。