出産と司法試験、両方あきらめないと決心した“曲げられない女”=早紀(菅野美穂)は、璃子(永作博美)と光輝(谷原章介)と決別してしまう。家に戻った璃子は姑(高林由紀子)につらく当たられ、光輝は父の薦める見合いをしようとしていた。 そんなある日、無理がたたって倒れた早紀は、産婦人科医・道生(片岡礼子)に「あなた、妊娠ナメてない?」と一喝される。このままでは勉強もできず、赤ちゃんもダメにするかもしれない……途方に暮れる早紀に正登(塚本高史)は「早紀が望むなら、今の彼女と別れておまえと結婚する」と言い出す。同じ頃、やはり早紀を心配する璃子と光輝もマンションに向かっていた。 そんなとき同じマンションに住む大学生・今田(市川知宏)の母(酒井麻吏)が、息子が暴れていると助けを求めてくる。早紀は今田を説得しながら、いつしか自分の大事な友だち、璃子と光輝について力説していた。さらに今田の母は早紀の名前を聞いたとたん、思いがけないことを言い出すのだった――