中堅おもちゃメーカーの経理部で働く主人公・九鬼玲子(松岡茉優)は、モノにも恋にも一途な"清貧女子"。そんな玲子に訪れた「お迎えの日」、1年越しの片思いの相手「1680円の豆皿」をようやく買いに行くことにしたのだ。手作りした豆皿専用のコースターを部屋に配置して、愛しの豆皿と結ばれようとした瞬間、目の前で女性連れの派手な装いの男が、それを購入してしまい…。その男は、なんと玲子が勤める会社の御曹司・猿渡慶太(三浦春馬)だった。そんな折、慶太の度を越した浪費ぶりに社長である父・猿渡富彦(草刈正雄)が激怒し、お金の勉強のために異動させ、慶太は経理部にやってきた。最悪な再会の中、玲子は慶太の指導係に任命されてしまう。悪びれることなく浪費する慶太は、玲子とは、まさに正反対のタイプの人間で、慶太の浪費っぷりに目を見張る玲子。さらに、あることがきっかけで慶太は玲子の家に住み込むことになり、玲子は慶太の意外な一面を知る!"根は悪い人じゃないかもしれない"。そして玲子は、経理部でも、プライベートでも慶太に正しいおカネの使い方を教えることになる。まず、玲子が渡したのは、お小遣い帳。次に玲子は、慶太を公認会計士の早乙女健(三浦翔平)のお金に関する公開講座へ連れて行く。そこで慶太は、早乙女を一心に見つめる玲子を目の当たりにする。そんなある日、会社のグッズを不正にフリマアプリに出品しているユーザーを見つけた慶太は…。同じ頃、玲子は、営業部の後輩・板垣純(北村匠海)のある"ほころび"を見つけて、気になり、調べ始める。そして、慶太も手伝っていくうちに、衝撃的な事実が判明する…。