「嫌だ嫌だ嫌だ」「捨てないでくれぇぇ!」——解体寸前の共同住宅で起こる怪現象を調査中、この世のものではない老人たちの強烈な叫び声に襲われ、気絶してしまった緋山(藤原丈一郎)。気を失ったまま見た夢の中で、不思議な光景を目にする。部屋に集められ、点呼をとられる老人たち。名前を呼んでいたのは、ゴミ屋敷で聞こえるあの“女の声”だった。 翌日、『アマミ不動産』に出社した緋山は、この奇妙な夢を夏凜(菅井友香)に報告。その帰り道、スーツ姿の見知らぬ男(和田正人)にいきなり路地裏に連れ込まれる。男は緋山の体を乱暴に押さえつけると、ゴミ屋敷で何をしているのか執拗(しつよう)に問い詰め…。 一方、緋山の話が気にかかり、再び共同住宅を訪ねた夏凜は、P.J.(橋本涼)に声をかけられる。P.J.が危険な半グレグループのメンバーだと知らされていた夏凜は、緋山にこれ以上近づくなと釘を刺すが、P.J.は自分よりも天海社長(大谷亮平)を警戒するべきだと忠告する。