かつて天才ヴァイオリン少女と呼ばれていた小日向かなでは、ある日出演したコンサートで無記名の手紙を受け取る。同じ頃、地元を離れて横浜にある星奏学院に通う、幼馴染の如月律が出演する演奏会に誘われ、律の弟の響也とともに横浜へ向かう。久々に会った律は少し昔とは雰囲気も変わっていた。その演奏会で「全国学生音楽コンクール」の開催が宣言され盛り上がる場内。そしてかなでたちは律に「俺の元に来い」と告げられて……。