雲霧仁左衛門(中井貴一)に蔵を襲われ、共に煮え湯を飲まされた公家の中末吉(野添義弘)と竜胆(矢柴俊博)は、その損失を取り戻すために、幕府禁制の賭博である闘茶会を画策する。その二人の悪事に誘われたのは、今津屋の跡取りである次右衛門(池田成志)であった。大金が動く闘茶会に、目を付けた雲霧一党。さらに、その雲霧の動きを見抜いた安部式部(國村隼)は、一気に賭場へと乗り込むのであった。