榊原ホテルグループの社長・榊原総一朗(伊武雅刀)は、七人の役員からある決断を迫られ頭を抱えていた。長期休暇中の小野寺真理子(志田彩良)が所属する秘書課には、合理主義の若手社員・新庄凛太郎(前田拳太郎)が配属される。 そんな折、榊原の愛知出張が決まり、秘書課は大慌て。「社長が出張の際に同行し、その全てをアテンドする。もちろん、何を食べるかもだ。」一度食べたものは二度と口にしない、グルメな榊原を満足させるのは至難の業。 真理子に代わり“出張係”に任命された新庄が、愛知名物で榊原をアテンドするも大ピンチに。そこへ休暇中のはずの真理子が現れ、2人になぜかパキスタンカレーを紹介!?予想外の「裏切り飯」に榊原は…。
榊原総一朗(伊武雅刀)社長が病に倒れ、入院してしまう。そこでしばらくの間、取締役会が代わりを務めることに。取締役会は“社長の後継者”と噂される7人の役員で構成されるが、全員クセ者揃い! 怯える秘書課のもとに、その一人、営業担当役員・古郡辰雄(中野英雄)がやって来る。古郡は超やり手営業マンで、人呼んで「接待の鬼」。 そんな古郡が東京・豊洲で取引先を接待すると聞き、秘書の小野寺真理子(志田彩良)は新庄凛太郎(前田拳太郎)と同行。古郡はお得意の“強引接待”でもてなすが…。 窮地に陥る古郡に真理子が勧めたのは、豊洲名物の寿司でも海鮮丼でもなく、ごく普通の喫茶店の「クリームシチュー」!この「裏切り飯」を食べた古郡は…。
「無駄無駄無駄ぁ!!」 “榊原ホテルの氷の女王”こと経理担当役員・小須田玲子(小沢真珠)が“無駄な備品”を根こそぎ奪い、社内は大パニック!ウォーターサーバー、雑誌、足つぼマット…社員の愛用品を容赦なく回収していく。そんな彼女が「我が社でもっとも無駄」と斬り捨てたのが、秘書課・出張係の小野寺真理子(志田彩良)。 真理子は、出張先でのグルメは榊原総一朗(伊武雅刀)社長のパフォーマンス向上に繋がると主張するが、小須田は「飯ごときに無駄な時間と人件費を割くな」と一蹴する。怒り心頭の真理子は渾身の「裏切り飯」で反撃! 小須田の岩手県花巻市への出張に同行すると、名物の冷麺でもジャジャ麺でもなく、町中華の「餃子」を紹介し…。
小野寺真理子(志田彩良)が榊原総一朗(伊武雅刀)社長の見舞いに行くと、そこには榊原と瓜二つの男が!あまりの激似っぷりに、おののく真理子。 その頃、海外の有名投資家が来日して榊原ホテルを利用することが決まるが、投資家はどうしても榊原に会いたいと言う。榊原の入院は極秘のため、頭を抱える秘書課。 しかし、真理子が出会った男が榊原の弟・総二(伊武雅刀 二役)でホテルの相談役であると判明し、榊原の“替え玉”になる!? 迎えた当日、現地の奈良にやって来るも、総二は極度のプレッシャーから逃げ出してしまう。そんな総二を真理子はなぜか「コロッケ」ランチに誘う。「奈良まで来て、コロッケ!?」榊原そっくりの反応を見せる総二は…。
榊原総一朗(伊武雅刀)社長は目を覚ましたが、まだ入院が必要。一方、新庄凛太郎(前田拳太郎)は何者かと怪しい連絡を取っており…。 そんな中、“パーフェクト・ホテルマン”こと宿泊担当役員・家巣万次郎(勝村政信)が小野寺真理子(志田彩良)に「排除しにまいりました」と宣戦布告!“裏切り飯”で役員たちを腑抜けに変えたと激怒する。 反論する真理子は、家巣自慢の“完全な顧客対応”を視察するため出張に同行。 茨城県のリゾートホテルへ着くと、男性客が漫画やドリンクなどビジネスホテルのようなサービスを要求していた。フロント係は断るが、家巣は“イエスマン”のごとく承諾。それを見た真理子は、家巣に裏切り飯「焼きそば」を案内し…。