市川家での雇用契約期間が終った七瀬は、今度はお隣の高木家の家政婦をすることになった。 高木直子の市川省吾に対する思い、高木輝夫の市川季子への言葉にならない思いを読むたび、七瀬は許し難い気持ちを抱いていく。 この4人の不道徳さを戒めることが超能力者としての使命だと考えた七瀬は、大それた実験をすることを決意。 それは4人の不倫願望を実現させるというものだった。 七瀬はテレパシーを駆使して、直子と省吾、輝夫と季子を急接近させていく。ついに二組の夫婦の関係性に変化が……。