二衛門の死は人形に仕込まれていた青酸カリによる毒殺だった。目撃証言から左衛門の弟子で左近が兄のように慕う篠崎が連行されるが証拠不十分で釈放。事件にはかつて左衛門とライバル関係にあった人形浄瑠璃の周防家が関わっているのではないかと気づいた左近は、善吉に周防家についての調査を依頼する。その翌日、舞台で稽古をしていた左近の頭上めがけて照明機材が落下する事件が起こり……。