傀儡館に残された人々は八木沢の告白と死のショックから立ち直れぬまま朝を迎えようとしていた。左近はそこに佐藤の姿が見えないことに気づき、弐面鬼像の御堂へ向かう。右近を通じて八木沢の想いを伝え、左近は自害しようとしていた佐藤を思いとどまらせるが……。明らかになる事件の真相、そこには16年前に旅館で起きたある殺人事件と舞の過去が関わっていたのだった。娘のために鬼になった母、その悲劇の結末は?