<1988>
モリビト2号の下操主として訓練を開始した青葉。しかし、長年の家に籠りがちな生活の積み重ねで、体力トレーニングに全く付いていけず、ルイからバカにされる始末。現太や基地のクルーたちから励まされ、筋肉痛と戦いながらトレーニングに励むが、ルイとの経験差を感じ、気が焦るばかり。「青葉ちゃんも、今できることを一生懸命やればいいんだよ」川本は、そんな青葉に自作のモリビト2号ミニチュアを見せて励ました。ミニモリビトと一緒に川本から受け取った鍵を使い、青葉が倉庫のひとつに入ってみると、そこには人機操縦シミュレーターと室内トレーニングマシンの数々が置かれていた。TVゲーム仕立てのシミュレーターに夢中になり、ゲームをクリアするためトレーニングマシンをこなすうち、着実に青葉の体力は上がっていくのだった。
<1991>
出現した古代人機に驚愕する赤緒に、南たちは敵は人類の無差別虐殺を企てる八将陣、そして自分たちには赤緒の力が必要だと語る。しかし、自分の命を守るためでも他人を傷つけたくないという赤緒は、決して首を縦に振ろうとはしなかった。