<1988>
訳もわからぬまま人機の操縦桿を握り、敵を撃破した青葉は、ベネズエラの密林、アンヘルの秘密基地へと帰等する。そこで青葉を待っていたのは、ずっと音信普通だった母・静花だった。略取同然の行為を非難する青葉に、静花は自分の目当ては彼女が相続した莫大な遺産だと答える。静花に反抗し、青葉は基地を手伝いながら宿舎で寝泊りすることに。書庫の資料整理中、青葉が発見したのはモリビト2号のマニュアル。メカ好きの青葉は人機の操縦に興味を持ち、そしてある日、両兵と現太に隠れて、古代人機の迎撃に発進したモリビト2号に乗り込んでしまう。
<1991>
赤緒を敵と勘違いした両兵の誤解も解け、カップラーメンを挟んで橋の下で向かい合う二人。しかし、両兵の発した「血統」という言葉が、赤緒の心に引っかかって離れなかった。