『日の出鉛筆』では、社員の家族や地域の人々に会社のことを知ってもらうためのイベント・ファミリーデーを開催。来客の受付や体験コーナーの案内などに駆り出され、人事部の面々は大忙し。だが人見(松田元太)だけは、人事部オフィスで富樫(津和野諒)の息子とゲームをして遊んでいた。それを見つけた真野(前田敦子)は、社員の情報が集まっている人事部オフィスに部外者を招き、パソコンまで触らせていたことに怒る。 そんな中、受付付近で案内役として立っていた須永(新納慎也)は、ある人物を見つけて動揺する。それは、別れた妻の田代綾子(智順)と娘の陽菜(小井圡菫玲)だった。人見は、別れた今でも家族がイベントに来てくれたことに「めっちゃいいじゃないすか!」と言うも、須永にはそうも言っていられない事情が。それは、妻と娘が須永のことを人事部長だと思い込んでいるからだった。 須永は、綾子が同業他社に復職後にどんどん昇進し、部長職にまで就いている状況に嫉妬。見栄を張るために、人事部長をしていると嘘をついていた。そこで須永は人事部一同に「話を合わせてくれ!」と懇願。一同はこの日だけ須永のことを「須永部長」と呼ぶことに。しかし、その作戦が本物の部長である平田(鈴木保奈美)にだけ伝わっておらず…。 一方、社長の小笠原(小野武彦)は、里井(小日向文世)から、転職サイトなどに「日の出鉛筆は前時代的なパワハラ社長がのさばる」等の中傷コメントが書き込まれたという報告を受け、内部の人間の犯行だと激怒し…。