接待中に産気づいた真琴(江角マキコ)は、千代子(野際陽子)に連れ戻される。病院のエレベーターが停電で止まり、千代子が力ずくでドアをこじ開けて真琴を救出した瞬間に破水し、女の子を無事出産。「結月(ゆづき)」と命名する。夫婦別姓を通していた真琴だが、命の恩人である千代子への感謝の気持ちをこめて母子共に森福の姓を名乗ることに。だがその後、真琴は社長という立場上、すぐに職場復帰するためにベビーシッターを6人も雇い、母乳は搾乳機で取ったものを冷凍保存して与えるという。千代子は、母親が子供を抱いて育てる温もりが大事だと主張するが、子育てには口出ししないでほしいとピシッと言い切る真琴。分娩室に運ばれる最中に、無事に産まれたら何もかも千代子の言う通りにする、と叫んだ真琴だったが、それも記憶にないと言い切る真琴に、千代子はショックを隠せない。しかし、ある日、結月が真琴が抱いた時だけ笑ってくれないことに気付き、真琴は危機感を抱く。千代子は、会社を辞めるように忠告するが、仕事を捨てるわけにいかない真琴は、窮地に追い込まれる。