同じ会社の上司と部下だった船越夫妻。結婚を機に桃子(松村沙友理)が専業主婦となったあとも、夫・高弘(竹財輝之助)に叱責・管理される上下関係が続いていた。 そんなある日、桃子は元の会社の上司・伊上(NANA)と久々に会ったことで、高弘が1年間、桃子に嘘をついて在宅デーに家にいなかったことを知る。まさかと思いつつも浮気しているのではないかと不安になった桃子は、1日だけ高弘を尾行することにする。しかし潜入した喫茶店で桃子が目撃したのは、懸命に仕事に取り組む夫の姿だった。桃子は結婚前、無愛想で神経質だが頼れる上司だった、高弘の不器用なやさしさを思い出す。 その日の夜、桃子は高弘から日頃の感謝とわびだと、高級化粧品を手渡される。思いもよらないプレゼントに感動し、号泣する桃子。 そんな妻の頭をなでながらなぐさめる高弘だったが、内心では簡単に自分を信じた桃子を「馬鹿な女」とさげすみ、ほくそ笑んでいた。実は突然の贈り物も喫茶店で真剣に仕事する姿もすべて、尾行されていることに気づいた高弘のカモフラージュだった。 上機嫌の高弘は、いつも通りその日の“報告”を命じるが、桃子から思いもよらぬ言葉とともにスマホ画面を突き出され、絶句する。 ついに明らかになる、高弘の裏切りと本性。愛ゆえに夫の嘘を信じ続けてきた桃子は、我慢の限界を迎えて復讐(ふくしゅう)を決意し、“ある条件”を持ち出す。
結婚を機に専業主婦となった桃子(松村沙友理)は、元上司の夫・高弘(竹財輝之助)の愛を取り戻すため、自己投資費用を稼ごうと職場復帰を決意する。しかし、元上司の伊上(MAX・NANA)と話したことをきっかけに、高弘と香月(黒沢ともよ)の浮気を知ってしまいショックを受ける。 その夜、動かぬ証拠を突きつけた桃子は、高弘に言いがかりだと責め立てられた上に、精神的苦痛の慰謝料を払うよう言い渡される。身勝手な言動に我慢の限界を迎え、離婚を決意した桃子。仲人の前島専務(髙田延彦)夫妻に挨拶をしに行くと告げる。それに対して高弘は、専務夫妻を味方につけようとしても無駄だと釘を刺すが、訪れた専務宅で夫妻が仲人を買って出た“真の理由”を知り衝撃を受ける。離婚前に専務への挨拶を申し出たのは、桃子の復讐(ふくしゅう)の第一手だった。 次の日、出社した高弘は、新規プロジェクチームメンバー選抜が行われる会議室に呼び出される。出世コースに乗ったと意気揚々で入室した高弘を待ち受けていたのは、スーツに身を包み、旧姓の「山吹」を名乗る桃子で—。 支配的な夫に逆らえない従順な妻から、“ある秘密”を明らかにしたことで、一人前のキャリアウーマンに転身した桃子。専業主婦を差別し続けた、自己中夫への急転直下の逆転劇はクライマックスを迎える!
5年前、取引先との親睦会で知り合い結婚した玉川夫妻は、一軒家を購入し2人暮らし。妻・杏子(岡本玲)は面倒見がよく同僚や後輩に慕われるキャリアウーマンで、夫・直樹(桐山漣)は妻の同僚にふるまった手料理を絶賛されるほど料理上手でセンスも抜群。一見すると誰もがうらやむ夫婦生活を送っていた2人だが、その裏には結婚から2年が経っても子供を授かれないという悩みがあった。 5年前、取引先との親睦会で知り合い結婚した玉川夫妻は、一軒家を購入し2人暮らし。妻・杏子(岡本玲)は面倒見がよく同僚や後輩に慕われるキャリアウーマンで、夫・直樹(桐山漣)は妻の同僚にふるまった手料理を絶賛されるほど料理上手でセンスも抜群。一見すると誰もがうらやむ夫婦生活を送っていた2人だが、その裏には結婚から2年が経っても子供を授かれないという悩みがあった。 母子家庭で育った直樹にとって、両親がそろった家庭を作ることは長年の夢。杏子はそんな直樹の期待に応えられないことに責任を感じながらも、どこか妻任せな直樹の妊活スタンスに疑問を持っていた。 意を決して直樹に不満を打ち明け、一緒に不妊症の検査に行こうと提案した杏子だったが、あっさり断られたうえに、不妊の原因は杏子にあるのではないかと暗に責められてしまう。落ち込んでいた矢先、義母・麗子(浅野ゆう子)に相談したことで、気持ちが前向きになった杏子は、病院で検査を受ける決意をし、本格的に妊活と向き合いはじめる。 それでもなかなか妊娠できずにいたある日、杏子は病院に行くことを渋る直樹に手軽に不妊症の検査をしてもらう方法を知る。勇気を振り絞って直樹に頼み込み、ようやく夫の協力を得ることに成功した杏子。だが、その検査結果が郵送で届いたその日、直樹から衝撃の事実を知らされ…。
結婚から2年が経った玉川夫妻は、子どもができないことに悩んでいた。キャリアウーマンの妻・杏子(岡本玲)は母子家庭出身の夫・直樹(桐山漣)の望みを叶えるために本気で妊活に取り組むが、なかなか結果が出ない。そんなある日、杏子は直樹から、一度きりの過ちを犯して他の女性を妊娠させてしまったと告白される。なんとその不倫相手は、杏子に妊活を応援していると御守りを手渡してきた後輩・飯島由香(白間美瑠)だった。 信じられない裏切りに呆然とする杏子に追い打ちをかけるように、直樹は不妊の原因は杏子にあったと離婚を切り出し、由香と子どもと新たな家庭を築くと言う。浮気した直樹になぜか悪者扱いされる状況に猛烈な違和感を覚えつつも、杏子は子どもが欲しい直樹の夢を応援しようと、身を引いて離婚することにする。涙ながらに土下座をする直樹は、あろうことか慰謝料を支払えないとまで言い出すが、その理由を聞いた杏子は仕方がないと受け入れる。 離婚からしばらく経ち、直樹のことは忘れて次へ進もうとしていた杏子は、実の娘のようにかわいがってくれた義母・麗子(浅野ゆう子)から久々に連絡を受け、直樹の実家を訪れることに。そこで直樹がありえない嘘をついていたことを知った杏子は、これまでの直樹の言動すべてを覆す“ある証拠”を発見し、衝撃を受ける。身勝手すぎる直樹と由香への怒りに燃える杏子は、ついに復讐を決意し…。
キャリアウーマンの杏子(岡本玲)は妊活に励んでいたが、なかなか直樹との子を授かる事が出来ずにいた。そんなある日、夫・直樹(桐山漣)から杏子の後輩・飯島由香(白間美瑠)との間に子どもができたと告白される。ショックで取り乱す杏子だったが、子どもを持つという夫の夢をかなえられなかった罪悪感から、直樹が由香と新しい家庭を築くことを仕方なく受け入れる。 離婚の話し合いで直樹が提示したのは“慰謝料なし”という身勝手すぎる条件だった。だが、その理由が直樹の母・麗子(浅野ゆう子)の病気の治療費などで貯金を使い果たしてしまったためだと聞かされた杏子は、慰謝料の請求さえもあきらめてしまう。しかし麗子と久々に再会したことで、すべて慰謝料を免れるための、直樹に都合のいい真っ赤な嘘であったことを知り、怒りの炎に燃えながら身勝手な2人への復讐を誓う。 そんな中、杏子と直樹の会社で毎年恒例となっている親睦BBQ会が開催されることになり、杏子は幹事を任される。杏子にとって親睦会は直樹とのなれそめの場。さらに“家族参加”ということで直樹と由香が子どもを連れて現れるのでは、と杏子を心配をする友人たちをよそに、やけに前向きな様子の杏子。実は“準備”にはげむ素振りの裏で、ある人物の動向を調査していた。 親睦会の当日、案の定、直樹と由香が子ども連れで現れる。略奪した身でありながら、堂々と杏子にマウントを取る、無神経すぎる由香に会場はザワつくが、当の杏子はにっこりほほ笑んで由香を見返していた。 戦いを決意し、ショックのあまり目を背けた過去の事実に向き合った杏子は、すべてを覆す証拠をつかんでいたのだった。ついに杏子は、裏切りの末に築かれた直樹と由香の幸せを突き崩す、衝撃の真実を暴き出す…!
6年前、偶然の再会をきっかけに大学時代の先輩・達也(平岡祐太)と交際をはじめ、なし崩し的に授かり婚をした亜紀。現在、1児の母をしながら家事代行サービスのパートで働く彼女の悩みは、結婚を機に達也が“おまえ”と呼び出したことを筆頭に見下す態度を隠さなくなってきたこと。特に、年に数回訪れる達也の実家で亜紀は、“家事は嫁の仕事”だからとなにもしない達也とその家族に好き放題こき使われ、不満を口にすると、達也からかばわれるどころか嘲笑される始末。 「最初に、あの瞬間、いやだと言えていれば—」と亜紀は、雪だるま式にふくれあがる違和感の数々を家事代行サービスの訪問先で桜小路司に打ち明ける。 同じ日の夜、亜紀は結婚後に1度も帰省できていない実家の母から連絡を受けて、次の正月休みこそは達也の実家ではなく、子どもを連れて親元で過ごそうと決意する。だが、その願いもむなしく、勝手に達也の実家に帰省することにされてしまい、亜紀が抗議をすると達也に家事を「女がやって当たり前の雑用」と馬鹿にされた挙句、真剣な怒りを“ヒステリー”扱いで一蹴される。家事も育児も妻に押し付け、ゲームにふける達也に“モヤモヤ”があふれそうになりながらも、夫の収入を頼りに生計を立てている以上は仕方がない、と呑み込もうとする亜紀。だが、翌日に達也から信じられない告白を受け、唖然とする—。
授かり婚をした夫・達也(平岡祐太)と息子・リク(土屋陽翔)と暮らす亜紀(北乃きい)は、達也とその家族の男尊女卑すぎる言動に悩まされていた。それでも大黒柱は夫だからと我慢を続けていたある日、亜紀は達也から「リストラされた」と衝撃の報告を受ける。達也本人はすぐに転職先を見つけられると楽観的な様子だが、亜紀は達也の姉・田悦子(緒月遠麻)からの電話で夫が実家にリストラを隠していることを察して、気が重くなる。 保育園からの帰宅途中、桜小路(柊太朗)と偶然会った亜紀。落ち込む亜紀を察したのか、なんでも聞きますよと優しく語り掛けられ、楽観的に考えすぎている達也に不安を抱えていることを話す。それを聞いた桜小路の言葉に、亜紀は達也が、家族に心配させないように気丈にふるまっているのかもしれないと気付く。そして、話の中で、桜小路の正体が自力で起業した苦労人であることを知り、「楽しいと思った方を選ぶ」という言葉に感化される。 その日の夕食中、達也が失業中の休みを利用して旅行をしようと言い出し、リクが産まれて初めてとなる家族旅行を前に、久しぶりに家族に笑顔が戻る。だが、達也の収入がない中の旅行費用と生活費の支払いに亜紀は不安を覚え、リクにつらい思いをさせたくないと、パートで働く家事代行サービスのシフトを増やすことに。すると亜紀の家事スキルを評価していた会社から、正社員にならないかと提案を受け、家族を支えるためならと、やる気になる亜紀だったが…。
家事代行サービスのパートで働く1児の母・亜紀(北乃きい)は、夫・達也(平岡祐太)がリストラにあい、当面の生活費とはじめての家族3人の旅行の費用を工面すべく仕事に励んでいた。すると会社から正社員にならないかとオファーを受け、張り切る亜紀は仕事のために息子・リク(土屋陽翔)のお迎えを求職中の夫・達也に頼む。しかし、達也は亜紀からの連絡を見逃して、リクを保育園に迎えに行っていなかった。そのことに怒る亜紀に対し、達也は“母親が子どもを放置するのは虐待”と言い、逆に高圧的に責め立てる。急いでリクを迎えに行った帰り道、落ち込んで泣きそうになる亜紀。しかし、そこに偶然、家事代行サービスの常連利用者・桜小路(柊太朗)が現れ、元気づけられる。 その夜、達也から謝罪を受け、さらに正社員になることも認めてもらったことで亜紀がようやく落ち着きを取り戻した矢先、達也の姉・田悦子(緒月遠麻)が突如、自宅に襲来する。亜紀には一切の断りもなく突然やってきて家に泊まるという田悦子に当然のように酒のつまみを作らされ、モヤモヤが募る亜紀。さらに田悦子と達也の会話から亜紀は、リクと達也と3人で行くつもりでいた家族旅行が実は、達也の家族が同伴し、更には旅行代も全額達也が負担する予定だと知り、言葉を失う。長年、何もしない達也とその家族にこき使われ続け、ストレスが限界に達していた亜紀にとって、まさに地獄の計画だった。 そんな中、正式に正社員として働きはじめた亜紀は、しばらくの間、家事と育児のフォローをするよう、求職中の達也に頼む。亜紀は、思うように話に乗る単純な達也を見て、このままやっていけると自信をつける。だが、仕事から帰った矢先、とんでもない光景を目にしてしまい—。
夫・達也(平岡祐太)がリストラに遭い、代わりに正社員となり家計を支えることにした1児の母・亜紀(北乃きい)。息子・リク(土屋陽翔)の世話を達也に頼むが、熱を出して泣く我が子を放置するなど無責任すぎる態度に亜紀は激怒する。だが次の日、亜紀が家に帰ると食事も掃除も洗濯もすべてを完ぺきに済ませて出迎えてくれる別人のような達也の姿があった。驚きながらも亜紀は違和感を感じて達也のスマートフォンを盗み見ると、そこには女性と達也のやりとりが。なんと達也は亜紀をあざむいてマッチングアプリで声をかけた人妻を自宅に連れ込み、家事をさせたあげくに浮気をしていたのだった。ありえない裏切りで積年の怒りが頂点に達した亜紀は、絶対に達也を許さないと決意する。 そんな中、亜紀の長年のストレスである、男尊女卑すぎる達也の家族が勢ぞろいする地獄の家族旅行を、亜紀は、仕事を理由に断りたいと話す。だが、達也はそれを許さず、失業中の身でありながら“この家の大黒柱は俺”と亜紀をさげすむ態度を取り続ける。そんな夫に失望した亜紀は、ある秘密を抱えながら、地獄の家族旅行に参加することを決意する。 迎えた旅行の日、達也の家族は亜紀の名前すら覚えていないありさまで、亜紀を使用人のように扱い、非常識な言動を連発する。酒を飲み盛り上がる達也とその家族に、亜紀は、復讐の鉄槌を下す…!