朝田龍太郎(坂口憲二)のチームが、松平幸太朗(佐藤二朗)執刀で9歳の患者、音部雄太(田中碧海)の生体肝移植手術中、鬼頭笙子(夏木マリ)のチームが心臓移植手術を進める山野文彦会長(中村まこと)がアレルギーショックを起こす。山野の心臓移植は断念せざるを得なくなるが、すでにドナーの心臓は伊集院登(小池徹平)により搬送中。その心臓は、移植ネットワークの判断で移植を待つ雄太が最適とされた。雄太は生体肝移植手術中だったが、朝田は心臓移植も同時に行うことを決意する。 朝田と松平が手術室に向かうと鬼頭が現れ、朝田を励まし、移植が出来なくなった山野も死なせないと宣言する。 朝田と松平の執刀が始まった。そのチームは、荒瀬門次(阿部サダヲ)、小高七海(大塚寧々)という2人の麻酔医、里原ミキ(水川あさみ)、外山誠二(高橋一生)、野村博人(中村靖日)らが集う。見学室では術後管理を任される藤吉圭介(佐々木蔵之介)が見つめる。それは荒瀬曰く“最強のチーム”だ。 その頃、片岡一美(内田有紀)は野口賢雄(岸部一徳)の部屋にいた。野口が、この日の手術予定を知り、朝田たちの手術を中断させないようとするためだ。片岡は、心臓移植指定施設を認可させた功績を祝うパーティーに急ぐよう野口を促して、手術予定表を見せないことに成功するが…。 大人のドナー心臓を子供の雄太に、しかも、生体肝移植と同時に行うことは誰が考えても困難な手術。しかも、雄太を開胸すると、想定以上の癒着が判明するが、朝田は冷静に手術を進める。 朝田たちの手術は、明真大学付属病院の医局員たち