北洋病院に天才外科医、朝田龍太郎(坂口憲二)がいるという噂を聞きつけ、朝田の腕を頼る患者たちが、北洋に少しずつ集まりだした。だが、朝田のチーム作りはなかなか進まない。外科医の外山誠二(高橋一生)は、朝田にライバル心をむき出し。この日に行われる新たな心臓手術のメンバーに自分を入れるよう、朝田に迫るが、朝田は外山には医者として決定的に足りないものがあると言い、メンバー入りを許さない。 そんな時、伊集院登(小池徹平)は、野村博人(中村靖日)から外山はとある大学で名のある教授の息子だと聞かされる。兄弟もその大学で講師などを勤める優秀な医師家族の末っ子だった。野村は、だからこそ外山が現状の自分に焦っているのではないかと推測。その意見に伊集院も納得。そしてその伊集院は、心臓外科医の登竜門と言われるフレッシュマンズライブを翌日に控えていた。 朝田は藤吉圭介(佐々木蔵之介)から、相変わらず手術に小高七海(大塚寧々)が加わらないと知らされる。先日の少女の手術に小高が参加したのは、片岡一美(内田有紀)に説得されたからだと言う。 北洋の医局員たちも、朝田が執刀するオペ時間が迫ると、見学室へと急ぐようになった。外山が、そんな医局員たちを冷めた目で見送っていると、病人搬送中の救急車から緊急連絡が入った。搬送されている患者、五代明代(草村礼子)に付き添う、夫の昭三(山田吾一)も、朝田の執刀を求めていた。朝田が、まさに手術に入ろうとしていて、医局員が、その話をしようとすると、外山が受話器を奪い朝田はいると答えてしまう。 搬送されてきた明代を、外山