「好きです、好きです、愛しています」 ついにプロポーズを果たした桃地のぞむ(松坂桃李)は、輝く夕日の中、そのまま唯月巴(麻生久美子/井浦新)と初めてのキスを交わす。 あのとき出来なかったキスー。 しかしこれが、桃地がオジ巴に会った“最後の時間”となった――。 そんな事実には露ほども気づいていない桃地は、スーパーに戻り、キスを果たしたことを『スーパーゆめはな』の仲間たちに報告。大はしゃぎする面々、その事実はあっという間に高見沢春斗(三浦翔平)にまで伝わり…? そんなある日、高見沢から『SEIKAの空』が最終回まで一気にアップされていると電話が入る。気づけば最後にキスをしたあの日から、オジ巴は現れず、ずっと田中マサオ(井浦新)のままだという事実に気づく桃地。 浮かれた気分は一転、嫌な予感がよぎった桃地は慌てて巴の自宅へ向かうが、そこに巴の姿はなく、部屋はきれいに片付けられていて…? 一方その頃、妙(岸本加世子)や高見沢、東源出版の生馬(角田貴志)のもとに、突然ハイテンションなオジ巴が現れて…。 なぜ彼女はおじさんになって、この世に舞い戻ったのか…? すべての秘密がいま、明かされる。 「巴さんに会いたい…!これでお別れなんて嫌だ…!」と奔走する桃地。 別れはいつも突然で。 ごめんねも、ありがとうも、大好きも。伝えたくても伝えられない―そんな日は突然やってくる。あのとき愛していると伝えておけば―。 果たして、桃地と巴が迎える恋の結末はー? 奇跡の愛の物語、ついに完結―。