岸辺満(生田斗真)は、喫茶店を営む母・房枝(原田美枝子)に寄生する31歳のニート。ある晩、姉の秋葉綾子(小池栄子)が夫の光司(安田顕)とすきやき用の肉を携えてやってくる。マイホーム建て替えの 3 か月間、娘の春海(清原果耶)も加えた家族 3 人で岸辺家に同居させてほしいというのだ。「相談の仕方間違ってる」満は、すき焼きが嫌いだからとヘリクツを並べて同居に反対し、綾子との壮絶な言い争いを繰り広げる。
岸辺家と綾子(小池栄子)一家との同居が始まる。満(生田斗真)を働かせたい綾子だったが、また学校へ行かないと言い出した娘の春海(清原果耶)の説得を成功報酬5千円で頼んでしまう。春海は好きな陸(水沢林太郎)が親友と付き合いだしたことに胸を痛めていた。 「無職の息子だけならまだしも不登校の孫まで家に残して一生懸命働いてるんだぞ?婆ちゃんがどんな気持ちか考えろよ」と説得する満だったが-。
房枝(原田美枝子)が頂き物のカボチャを店でハロウィンの特別メニューにすると聞いて激怒する満(生田斗真)。密かにネットでの転売を目論んでいたのだ。「この先ずーっと『あぁこの店はハロウィンみたいなチャラついたイベントに便乗する店なんだって』思われるんだよ?」ハロウィンと謳わずに出すという房枝に「ワールドカップの時に日本代表のユニフォームきてるのに『一切便乗してません』って言って通用する?」と訴える。
大事にとっておいたアイスが、誰かに食べられたと騒ぎ出す満(生田斗真)。ゴミを捨てただけいう綾子(小池栄子)に「川に拳銃は捨てたけど撃ったのはワタシじゃありませんて言って誰が信じるよ?」「これはアイスの問題じゃない。アイスを食べたクセに黙っている犯人がこの中に居ることが問題なんです」と探偵気取りで推理する満。 一方春海(清原果耶)は、陸(水沢林太郎)と光司(安田顕)がメールしている事が気になる。
綾子(小池栄子)は春海(清原果耶)がわざと模擬試験で悪い点をとって、陸(水沢林太郎)と同じ高校に行こうとしていると疑っていた。春海は否定するが、疑い続ける綾子の様子に、光司(安田顕)は二人の志望校は違うことを、陸に直接確認してしまう。光司と陸が繋がっていることに綾子はショックをうける。満(生田斗真)は「姉ちゃんもそういう立場になったってことだよ」と子供の頃、一緒に親を欺いた思い出話で綾子を慰める。
光司(安田顕)が高熱で会社を休んだ。岸辺家では光司の一番の好物である、いただきものの毛蟹を黙って食べてしまうかどうかで揉める。春海(清原果耶)が出汁を雑炊にする提案をしてー。一方、満(生田斗真)が、犬の散歩を頼んでいる女社長、明日香(倉科カナ)とさらに急接近。2年前のように再びヒモになるのでは?と心配の岸辺家。昔ヒモだったという光司が話を聞きに行くと、今度は本気らしいとわかる。
房枝(原田美枝子)が、家を売ろうとしているのを知った満(生田斗真)は猛反対。喫茶店を手放すことに、会社を三日前に辞めたという光司(安田顕)が「僕が継ぎます!」と言い出す。何も知らなかった綾子(小池栄子)はー。 一方、明日香(倉科カナ)に「自分のこれからやるべきことは明日香のサポート」と言う満。しかし彼女の反応は予想外だった…。 さらに、春海(清原果耶)がついに告白の為に陸(水沢林太郎)を呼び出す。
房枝(原田美枝子)にアプローチするリッチな檀野(長谷川初範)。綾子(小池栄子)達は再婚の後押しをする気でいた。しかし、満(生田斗真)は、牧本(西村まさ彦)に「二人の恋路を邪魔してはもらえないだろうか?」と頼まれる。 一方、光司(安田顕)は満と同じグレーのジャージを着てニート生活さながらに。二人はコタツで「ニートブラザーズ」の曲を作り歌い出す。そこに春海(清原果耶)が帰宅し歌を止める光司だったが…
春海(清原果耶)が高校進学をやめ、ラジオパーソナリティーになると言い出した。満(生田斗真)が適性を確かめてやると、リスナーに扮し仕事が見つからない悩みを春海に相談するが-。自分が不採用だった議員秘書 が、満には向いていると気づく光司(安田顕)。満自身、イエスマンばかりに囲まれている偉い人にはっきり物言う仕事を思いついたことがあったらしい。さっそく綾子(小池栄子)は檀野(長谷川初範)と話を進めて-
引越し前の最後の食事は3か月前と同じすき焼きがいいと言う満(生田斗真)。いまいち乗らない綾子(小池栄子)達だったが、秋葉家の危機を救ったのは誰?と満のへりくつが始まりー。ついに秋葉家が去り、岸辺家に日常が戻ってきた。突然議員秘書の面接を受けるという満は面接に向かうがその日、商店街はマラソンコースになっていた。