鑑識課員・勝浦洋人(溝端淳平)はある夜、芸能コースを有する女子校の前で、少女の叫び声を耳にする。声がした校内へと足を踏み入れると、恐怖に震える生徒の姿が! 彼女が指差した女子トイレの個室で、国民的アイドルユニット「六本木55」のエース・長谷川実希(上間美緒)の刺殺体を発見する。勝浦から連絡を受け、現場に向かった都市伝説オタクの刑事・音無月子(長澤まさみ)は、被害者の担任・戸島優奈(安達祐実)から事情を聴くことに。優奈によれば、事件発生時は芸能コースの3年生で毎年結成する特別ユニットのライブ・リハーサル中だったという。そこで、月子は遺体発見現場を改めることに。その場所は…なんと3階トイレにある3番目の個室だった! 「実希ちゃんはトイレの花子さんに呪い殺されてしまったのかもしれません」 月子が言う「トイレの花子さん」とは全国に流布している都市伝説の主人公。学校の3階女子トイレの3番目の個室を3回ノックし、「花子さん、遊びましょ」と呼びかけると現れるという、赤いスカートを履いたおかっぱ頭の女の子のことだ。実は、事件のあった学校でも花子さんが出るとの噂があり、その正体はトイレで自殺した生徒の霊とも囁かれていた。だが、実希はその噂を信じず、件のトイレを時折使っていたという。 だが、月子の仮説を「そんなことがあるわけない」と一蹴する人物が現れた。同校の生徒で、「六本木55」と人気を二分するアイドルユニット「週末スターマイン」のメンバー・加賀美ユイ(清水富美加)だ。実は、ユイと実希は犬猿の仲。当然のごとく、生徒たちの間ではユ