とある13日の金曜日――。都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)らUIU(=非科学事件捜査班)のメンバーたちが乗る車が、目的地であるキャンプ場へ到着する前に故障。クタクタになりながら歩き通し、やっとのことでキャンプ場に着いた月子らを、思わぬ事件が待ち構えていた! バラエティー番組のロケのため、13番ロッジに宿泊していたディレクター・清水政文(小島よしお)が、鈍器のようなもので頭部を殴られて死んでいるのが発見されたのだ。遺体発見現場には血で書かれた「あしべ アイ」というダイイングメッセージが残されていたため、捜査一課のエース・郷原祐一(宅間孝行)はADの芦部一平(夙川アトム)が犯人だと断定。だが、被害者を含むロケ隊の人数が13人だったことを知った月子は、まったく別の確信を抱く。 「間違いありません。犯人は…魔女です」。 月子の脳裏をかすめたのは…「キリストに魔女として追われたフリッグが13日の金曜日に、ほかの魔女を集めて悪事を働いていた」という都市伝説。清水も魔女フリッグに殺されてしまったのだと推理した月子は、またしても鑑識係の勝浦洋人(溝端淳平)を巻き込み、証拠を探そうとする。一方、はなから魔女の仕業だとは思っていないUIUの班長・丹内市生(竹中直人)は、芸人の原口キタロー(田中聡元)やプロデューサーの吉永(尾崎右宗)ら、清水と一緒にキャンプ場に来ていたメンバーの事情聴取を開始。ところが、国会議員を父に持つ仮面をかぶったアイドル・山内リンコ(箕輪はるか)に事情を聴こうとするも、マネージャーの成田公彦(袴田吉彦)に制止さ