日本人形に囲まれた大邸宅内の自室で、資産家・黒岩福子(田根楽子)が後頭部を強打されて死んでいるのを、家政婦の佐々木松江(山村紅葉)が発見した。福子は現場に落ちていた壺で殴打された、というのが郷原祐一(宅間孝行)ら捜査一課の見解。ところが、都市伝説オタクの刑事・音無月子(長澤まさみ)は福子が握っていた帯留めに目を奪われる。帯留めには青いダイヤモンドが! しかも、そのダイヤは日光に照らされた瞬間、赤く輝いたのだ。 「これ、ホープダイヤモンドの欠片かもしれません」 ホープダイヤモンドとは、手にした者に不幸をもたらすと言われる"呪いのダイヤ"。かのマリー・アントワネットが処刑されたのも、このダイヤを持っていたからだ! …と言われている。今回こそ、都市伝説が絡んだ事件かもしれない! 月子はさっそく福子の息子である大(池田鉄洋)・成(裵ジョンミョン)・功(市川知宏)、松江ともうひとりの使用人・臼井里美(MEGUMI)、福子の弟・増沢重三(野添義弘)らの話を聞くことに。すると、大学で西洋史を専攻しているという功が、ホープダイヤモンドという単語に興味を示す。盛り上がる月子と功。ところが、功からは月子の"呪いのダイヤ説"を覆すような証言が飛び出し…! そんな中、鑑識課の勝浦洋人(溝端淳平)は福子が殺された部屋から、なぜか1体だけ黒いレースで顔を覆われた日本人形がなくなっていることに気づく。呪いのダイヤと消えた人形の間にどんな関係が…!? その謎を解明しようとした矢先、月子にある人物が接近。「自分が犯人かもしれない」と言ってくる。しかも、その人