ハルの師匠・渡邉さんから挑戦状が届いた。「お宝は店内にある!」―訪ねると築80年の、一見普通の家。しかしこじんまりした玄関に入ってハルは驚く。なぜか立派な格天井が!床の間には紫檀(したん)に黒檀(こくたん)。書院の欄間は精密な松皮びし。洋室にはモールディング…。なぜ小さな家に技術の粋が?そこには戦争で亡くなった一人の大工の思いがあったらしい…。メニューは誰もが「ただいま」と言えるものばかり!