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マイナス60℃の女性記者 南極・北極を取材した12年

「極地から地球が見えてくる」。 朝日新聞の中山由美記者は、こう話す。 12年にわたり南極と北極に通い続けてきた中山記者は、日本で過ごしているとあまり気付かない地球環境の変化を、肌で感じてきた。今回、中山記者が長年取材してきた動画記録から、それを紐解く。 古くから人類が憧れてきた最果ての地、南極と北極。見るものをとりこにし、"光の奇跡"と呼ばれるオーロラが空に広がる極地。希少な動物が数多く生息する北極。マイナス90℃近くにもなる氷の大陸・南極。その極限の世界には、今も手つかずの自然が残されている。 そんな地に魅せられ、通い続けるのは、朝日新聞の記者・中山由美。女性記者として初めて南極観測隊に参加し、南極に2回、北極は4回も訪れ、極地取材のスペシャリストとして活躍している。これまで誰も取材できなかった場所や人に出会い、多くのスクープを報道、数々の賞を受賞してきた。 北極ではグリーンランドの氷河が縮小を続ける。溶け出した水は滝のように流れ、氷河をえぐり深く巨大な穴「ムーラン」を作りだす。南極では、紫外線を多く通すオゾンホールが上空に現れ、二酸化炭素濃度の上昇もとらえている。 人間社会から遠く隔絶された地で地球環境を探る、その最前線を中山記者のカメラは記録してきた。 さらに、南極は地球や宇宙の歴史をも私たちに教えてくれる。観測隊は、映画「南極料理人」の舞台となった「ドームふじ基地」で、72万年前の氷を掘削。内陸の山地では、太陽系誕生を知る手がかりとなる隕石を1万7千個以上も採集。そこには、氷に閉ざされた大陸だからこそ知ることの

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  • Originally Aired October 8, 2015
  • Runtime 120 minutes
  • Network TV Asahi
  • Created October 31, 2018 by
    Administrator admin
  • Modified October 31, 2018 by
    Administrator admin