「地獄太夫」 「そもさん」「せっぱ」ではじまる禅問答。 どこにいて、どこに行くのか。ここにいて、ここで仕事しています。と答えた鬼灯の目は、何徹目なのかすわりきって怖い。 問い掛けた主は一休さんこと、一休禅師。 有名な人物だが、勝手に来て勝手に禅問答を始められては仕事の邪魔。 帰れと言われても、「ワシが帰る、しかし、ワシは存在する」とかわし続けるばかり。 どうやら誰かを待っているようなのだが? 「酒盛って休め」 歳の瀬のあわただしさに、疲れきった様子で鬼灯を飲みにさそう閻魔大王。 先週行ったばかりでしょうと咎められ、君は来なかったじゃないかとボヤき返す。 鬼灯が行かなかったのは、飲みを理由に閻魔が任せてきた仕事を片付けていたからだが、基本的に強制的な飲み会反対派の鬼灯は、そういったものは忘年会などの節目で十分と考えている。 ならばと閻魔大王は宣言する。だったら明日、忘年会をしよう!
Name | Type | Role | |
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Midori Gotou | Writer | ||
Kazuhiro Yoneda | Director |