エンジニアや職人のこだわりが、どうやって商品という形になるのか探る。1970年代、あるアメリカ人の青年が車で旅に出た。しかし不幸にも車が故障し修理にばかりに時間を取られてしまった。そこで彼はプライヤーつきのマルチツールを作ることを思いつく。彼の名前がついたマルチツールはアメリカで大ヒットするのだった。4秒以下で時速200キロまで加速し、最高時速400キロを出すF1カーは自動車工学の最高傑作といえる。しかし、それを動かすエンジンはファミリーカーのエンジンより小さいのだ。その製造の舞台裏をのぞいてみよう。