ミュージカルスターを夢見てレッスンに励む坂口雄太(加藤諒)――しかし夢は花開くことはなく、毎週後輩の鶴川太一(桑野晃輔)から金を借りてはギリギリの生活を続ける日々だった。ある日、鶴川から「金は貸せないけど、俺の代わりに家庭教師に行ってください」と言われた雄太。健康グッズ会社を経営する工藤耕一(神保悟志)の娘で、東都大法学部に入り弁護士を目指す理奈(田中珠里)のもとを”鶴川太一”として訪れることに…。 偶然にも、工藤家には家政夫として派遣されてきていた三田園薫(松岡昌宏)と村田光(伊野尾慧)の姿が。同じくミュージカルスターを目指しているという光に思わずテンションが上がってしまった雄太は、その後も随所で”敏腕家庭教師らしからぬ行動”をしてしまい、三田園に疑いの目を向けられてしまう! その頃、工藤と妻の綾子(濱田めぐみ)は、学校の課題で「将来の夢」を書く欄を真っ黒く塗りつぶしていたという息子の翔太(番家天嵩)について悩んでいた。翔太には会社を継がせたいと考えていた工藤だったが、どうやら翔太には何か不満があるようで…? 雄太のおかげで勉強への意欲が増した理奈の様子を見た綾子は、雄太に「理奈の倍額払うので、翔太も見てほしい」と依頼。しかし雄太は「俺が鶴川のフリしてることは絶対バレないようにするから」と電話しているところを、塾から帰ってきた翔太に見られてしまう! 両親にバレないかヒヤヒヤしっぱなしの雄太。そんな雄太に、工藤は昼食の席で「ミュージカルなんて軽蔑モノ」と吐き捨て…? そんな中、工藤家に怪しい男性・長田郁夫(ガダルカナル・タカ)が現れる。長田が暮らす公園のダンボールハウスに火を付けようとしていた翔太を目撃していた光は、そのことを工藤に報告し…?