All Seasons

Season 1

  • S01E01 愛と偶然の旅立ち

    • October 7, 2002
    • Fuji TV

     中森かえで(中山美穂)、30歳。結婚を間近に控えて幸せの絶頂にいた。独身最後の旅行にと、勤めていた銀行の仲の良い同僚、愛原町子(西田尚美)、秋葉原りる(酒井若菜)と訪れたのは上海。現地についたかえでは、飲むわ食うわのグルメ三昧。その食いっぷりは町子やりるもあきれるほど。しかし、薬指に婚約指輪をはめ、幸せの絶頂にいるかえでの勢いをとめるものは、何一つない。そんな彼女の身に、この後とんでもないことが起ころうとは・・・。  ことの始まりは旅行の最終日、時間ギリギリで飛行機に乗った3人だが、かえでは大切な婚約指輪を忘れたことに気づく。慌てて取りに戻ったかえでを残して飛行機は出発。無事に指輪は発見したものの、仲間と離れてひとり次の便で成田に向うことに。しかも成田に着陸予定の飛行機は、天候不良のため仙台に着陸するという。新幹線でようやく東京にたどり着くが、すんなりとタクシーに乗ることさえできない。電車に乗ろうにも終電は出た後。へとへとになったかえでが自宅マンションにたどり着いたのは、もうすでに明け方だった。  カギを開けようとしたかえでの前に現れたのは、旅支度をした隣家の家族。家族が夜逃げ中だと気づいたかえでは、思わず救いの手を差し伸べたために、家族の一員と間違えられて、逃がし屋の車に乗せられてしまう。  気を失っていたかえでが意識を取り戻したところは、見渡す限りの大草原。実は北海道の大自然の真っ只中、にひとり放り出されていたのだ。荷物はあったが、度重なるアクシデントで、携帯も財布も失ってしまう。食べてない、お金もない、連絡も

  • S01E02 無人島からの脱出

    • October 14, 2002
    • Fuji TV

     中森かえで(中山美穂)が目覚めたのは、どこかの浜辺。運良くスーツケースと一緒に流れ着いたものの、果たしてどこかは分からない。見えるのは海と岩場と森だけで、人の気配はない。とにかく人を求めて浜辺沿いに歩いていくと、もとの場所に戻ってきた。どうやら無人島のようだ。途方にくれるかえでの前に小さなボートが現れ、数人の人影が降り立った。思わず駆け寄ったかえでの前にやってきたのは、外国人女性たち。続いて現れた男の様子から、密入国をたくらむ一団だと気づいたかえでだが、何はともあれ無人島から脱出できるのであれば・・・と、彼女達と一緒に船に乗ることを決意する。と、そこに海上保安庁の船が現れて・・・  外国人女性たちと一緒に青森の海上保安庁に連行されてしまったかえでは、何とか誤解を解いて釈放される。一時間後に東京行きの深夜バスが出ると聞いて、胸をなでおろした。  その頃、かえでのマンションには、帰りを待つ弟の学(小泉孝太郎)と、愛原町子(西田尚美)、秋葉原りる(酒井若菜)がいた。学は、町子らに北海道の知らない男から宅配便が届いたことを話す。見知らぬ人からの届け物に、誘拐犯からの脅迫状と思い込んだ3人は・・・  さて、待ちに待った深夜バスの出発時間がきた・・・と思ったかえでの耳に、路面凍結で通行止めの知らせ。出発は早くても明朝と聞いてがっくりしたかえでは、バスを待つ間寒さをしのごうと、居酒屋『二岡』に足を踏み入れる。迎えたのは店主の二岡圭介(古尾谷雅人)。そこに、酔った若者、根本達也(中山祐一朗)が入ってきてかえでに絡みだし、そのあ

  • S01E03 たこ焼きとビリケンと母の涙

    • October 21, 2002
    • Fuji TV

     中森かえで(中山美穂)は、青森から東京にいくというトラックに乗せてもらった。しかし、眠ってしまったかえでが目を覚ますと、窓外の風景は大阪。このトラック、確かに東京に向うのだが、それは日本海側をあちこち経由しながらなのだった。  新幹線ならば今夜中に東京へ・・・トラックを降り、格安チケット店で東京への切符を買ったかえでは、新大阪の駅を目指す。途中かえでは、道を聞くためにラーメン屋台に立ち寄り、そのあまりにおいしそうな様子に誘われて、ラーメンを食べていくことにする。その時、スーツケースを手にした女性、三隅由里(鈴木紗理奈)がかえでの隣にやってきた。そのスーツケースは、偶然にもかえでと同じ色・形。ラーメンを食べ終えたかえでは、間違えて由里のスーツケースを手にし、屋台を離れてしまう。間違いに気づいたかえでは、あわてて屋台に戻るが、由里(鈴木紗理奈)は出た後。探しに出たかえでは、遠くを歩く由里の後姿を発見して追いかけるが、追いつけないばかりか誤って入った居酒屋で阪神タイガースファンに囲まれてしまう。スーツケースにはどでかいジャイアンツのステッカーがはってあったのだ。這這の体で店を出たかえでが手がかりを求めてスーツケースを開けてみると、中にはブーケと結婚式の招待状。それによると式は明日の3時からとなっている。『返してあげないと』・・・かえでの中にそんな気持ちが生まれた。  一方、かえでのマンションでは、中森学(小泉孝太郎)が、愛原町子(西田尚美)、秋葉原りる(酒井若菜)に、青森からかえで宛てに届いた手紙を2人に見せていた。

  • S01E04 懐かしのホームめざして子守唄

    • October 28, 2002
    • Fuji TV

     ついに東京へ。ようやく自宅マンションの玄関前にたどりつき、これでやっと家に帰れると思った中森かえで(中山美穂)の腕を何者かが掴んだ。借金取りの剣崎松司(高知東生)だ。かえでは剣崎の車に無理やり乗せられてしまう。剣崎はかえでに夜逃げした隣の家族について尋ねるが、かえでが知っているわけがない。とその時、剣崎の携帯が鳴り、関係を否定するかえでを乗せたまま、車は急発進。自宅を目の前にしながら、またしても遠ざかっていく・・・。  その頃かえでのマンション室内では、ドアの外でそんなことが起きているとは全く知らない中森学(小泉孝太郎)が料理を作っていた。そこに愛原町子(西田尚美)と秋葉原りる(酒井若菜)もやってきて、一緒に料理を作り始めるのだが、材料が足りない・・・。  一方、剣崎からなんとか逃れたかえでは、夢にまで見た自宅の前に到着。部屋に入ろうと鍵を探すが・・・ない。落としたのだ。そしてついさっきまで部屋にいた学たちは、3人揃って足りない食材を買いに出かけてしまっていた。  不動産屋に合カギをもらいに行こうとするかえでの前に、夜逃げしたはずの隣の娘、ナナ(久保結季)がひとりで現れた。家族のことを尋ねるが、ナナは何も答えない。しがみついて泣き出したナナを放っておけず、かえでは不動産屋へ連れて行くことに。再びマンションの前に戻ってきた剣先の目を上手くかわして、不動産屋へ向かったかえで。しかし、合カギはここには無い、と言われ、家に帰るのは明日まで待たなければならなくなった。  食材を買って帰ってきた学たちは、マンションの前で剣崎

  • S01E05 天女伝説の秘湯の村で帰れない

    • November 4, 2002
    • Fuji TV

     コンテナが開くと、そこは九州の大平原。中森かえで(中山美穂)は人里を目指して山道を降りていく途中、誤って穴に落ち、洞窟に迷い込んでしまう。光が射す方向へ向かうと、小さな祠の裏に出た。  その頃、近くの村では、村人たちが村長の五木周作(小松政夫)を問い詰めていた。最近、温泉の湯が細ってきた上に、新しい源泉も見つからない。このままでは村の存続が危うい。周作は、この村には300年に一度、天女様がやってくるという言い伝えを村人に話し、何とかその場を治めようとする。取り合わない村人達だったが、その時雷鳴が轟いた。天女は雷鳴とともに現れる。村人たちが窓の外に見たのは・・・かえでだった。  村人たちがかえでの周りに集まっていると、慌てて駆け寄るものがいる。かえでが出てきた祠から温泉が沸いたというのだ。周作は自分の旅館にかえでを招き入れ、泊まっていって欲しいと頼み込む。不審がるかえでに、宿泊料は無料でいいと言う周作。家に帰りたいかえでだが、バスもないし、温泉宿に、しかも無料で泊まっていいと言われれば断る理由もない。一晩、泊まっていくことにする。  夜になると、かえではご馳走攻め。何しろ村人たちはかえでを天女だと思っているのだ。訳がわからないながらも温泉につかり、満腹のかえでが寝ようとすると、廊下から周作の怒鳴り声が聞こえた。嫁ぎ先から帰ってきた娘の下田明子(山本未来)に向って、周作は理由も聞かずにただ「帰れ」の一点張り。  その頃、かえでのマンションでは、弟の学(小泉孝太郎)が、愛原町子(西田尚美)、秋葉原りる(酒井若菜)と、お好み

  • S01E06 旅の一座に助けられ舞台に立つ

    • November 11, 2002
    • Fuji TV

     北九州の、とある駅までやってきた中森かえで(中山美穂)。切符を買おうとするが、お金が足りず近くの交番へ。かえでは、応対した警官に今までの経緯を話す。すると警官は、かえでの捜索願が弟の学(小泉孝太郎)から出ていることを確認し、東京までの電車賃を貸してくれた。ところが駅に向かう途中、かえでは大事なお金の入った封筒をひったくられてしまう。犯人を追いかけるかえでの声を聞きつけ、颯爽と駆け寄る男・・・は、なぜか若侍姿。ひったくりをとり抑えようとするも、あっけなくやられてしまい、かえではお金を取り戻せなかった。  傷ついた侍を助けながら歩いてゆくと、行き着いた先には『六車夢乃丞一座』とペイントしたバスの姿。侍は、清水玉乃新(湯江健幸)という旅芸人だったのだ。次の街へと出発直前の一座のバスで、玉乃新は座長の夢乃丞(柏木由紀子)、娘の薫丞(伊藤歩)ほかの座員に迎えられる。かえでが手を貸して玉乃新が乗り込むと、座員のバッグなども乗せられてバスは出発。その荷物の中にかえでのスーツケースも・・・。タクシーを捕まえて、慌てて後を追うかえではバスに追いつくことはできたのだが、タクシー料金が足りない。困っていると、薫丞が払ってくれて、かえでを一座のバスに乗せてくれた。その道中、かえでは薫丞から、一座が向かう次の街に彼女が結婚の約束をした男性がいると聞く。かえでは、自分も結婚直前なのだと一緒に幸せを喜ぼうとするが、薫丞はなぜか沈んだ顔に・・・。どうやら夢乃丞が薫丞とその男性との結婚を反対しているらしいのだ。一座のバスが瀬戸内海の小さな町の小

  • S01E07 寝台特急ペガサスの眠れない夜

    • November 18, 2002
    • Fuji TV

     中森かえで(中山美穂)は、九州から東京行きの夜行列車、特急ペガサス11号に乗りこんだ。かえでが、車内から自宅マンションに電話すると、弟の学(小泉孝太郎)が受ける。かえでは、現状を話し、明朝7時に東京駅に到着することを報告して電話を切った。10時間後に東京駅。学は、愛原町子(西田尚美)、秋葉原りる(酒井若菜)と迎えに行くことにした。  電話を終えたかえでは、自分の寝台のある7号車に向かう。コンパートメントには、七見幸之助(山本圭)と冬(藤村志保)の先客がいた。かえでが2人に挨拶していると、車掌の畑野(樋渡真司)が検札にくる。かえでのキップを見た畑野は、間違いを指摘。かえでの席は5号車だった。テレ笑いをしながら5号車へと移動したかえでは、自分の場所を探し当てるが、そこに居るのはなんだかおかしな乗客ばかり。酔っ払った男、長谷川(岩松了)、変な動物を抱いた婦人(夏川加奈子)、旅のセールスマン、青木(菊池均也)・・・。どうにも寝付けないかえでは、食堂車へ向かった。  食堂車には、七見と冬がいた。同席したかえでは、2人に上海から今までの経緯を話す。その中で、自分の家族への気持ちに気づき始めたことも・・・。と、そのとき、キッチンのほうから煙が。「誰かーっ」という声を聞いてデッキに備え付けの消火器を手に取り、食堂車のキッチンに飛び込んだかえでは、迷わず消火液を吹きかけた。しかし、待っていたのは怒鳴り声。コックの南(田口浩正)だ。燃えたのはタオルだけで、しかもすでに火は消えていた。かえでが消火液をかけたおかげキッチンが使えず、料理が作

  • S01E08 父の手がかりは立てこもり犯!?

    • November 25, 2002
    • Fuji TV

     東京行きの夜行列車に乗ったはずのかえで(中山美穂)だったが、車両を間違えたために長野県の松本まで来てしまった。駅員にキップの払い戻しを頼むが断られる。改めて東京までのキップを買う持ち合わせのないかえでは、かつて勤めていたキャロット銀行を探す。松本駅前支店があった。キャッシュディスペンサーの前に立つものの、財布がないのでカードもない。仕方なく窓口へ行くと、応対したのは窓口嬢の美香子(椎名法子)。だが、カードも通帳もないかえでが、すんなりお金を下ろせるはずもない。元社員であることを訴えるが、今ひとつらちがあかず。  あきらめて銀行を出たかえでの目は、街の写真館のウィンドウに惹きつけられる。家族や七五三のスタジオ写真が飾られる中に、モノクロの自分の写真を見つけたのだ。思わず写真館に入ると八雲邦子(竹井みどり)が出てきた。邦子は、かえでの写真は弟がもらったものだと言う。1年位前、旅の途中にフィルムを現像するため立ち寄った男が写した写真の一枚だそうだ。かえでの父!?その時の詳しい様子を尋ねるかえでに、邦子は会ったのは弟だけだと答える。弟に会いたいとかえでが頼んだちょうどその時、店に電話がかかってきた。弟のことで、と銀行に呼ばれた邦子は、かえでも連れて行くことに。  かえでと邦子がキャロット銀行松本支店に着くと、あたりはパトカーや救急車が止まり騒然とした雰囲気に包まれていた。タクシーから降りた2人に赤城刑事(桜庭博道)が、邦子の弟・博康(光石研)が行内に立てこもっていると説明。ショックでふらつく邦子は、赤城や大貫刑事(山田辰

  • S01E09 父を賭けて丁か半かの大勝負!

    • December 2, 2002
    • Fuji TV

     新宿へ向かう高速バスに乗った中森かえで(中山美穂)に中年の男(モロ師岡)が話しかけた。かえでは、また何かトラブルに巻き込まれてはたまらない、と寝たふりを決め込もうとする・・・が、ついつい耳を傾けてしまう。ドライブインに停車中の車内で、中年の男が本題に入った。8年ぶりに刑務所を出たと言う中年の男は四国に残した妻が心配。2年前から手紙も途絶え、一人で帰る勇気がないと語る。切ない話に、ついその男の方に体を向けようとした時、誰かがかえでの腕をとった。振り返るとそこには町子(西田尚美)の姿が!町子と一緒にバスから降りるとかえでを待っていたのは、学(小泉孝太郎)とりる(酒井若菜)。3人は、レンタカーでかえでを迎えに来たのだ。  学が運転する車は、東京に入った。かえでは疲れて寝入っている。しばらく走ると、カーナビが、行く先が大渋滞になっていること報せ、3人は相談して一般道に降りることにした。国道を走っていると、並走する外車の存在が。乗っているのは目つきの悪い4人の男たち。学は行く手を阻まれて車を停車させられてしまう。外車からおりてきたのはダークスーツに身を包んだ強面の男。男は車のドアを開け、「お嬢さん」と町子に話し掛け、そして町子はその男を「倉橋」(郷田ほづみ)と呼んだ・・・。  目覚めたかえでが見たのは、窓外に広がってる瀬戸内海の景色。事態を飲み込めないでいるかえでに、学とりるは、町子の実家に向っているのだと告げる。車は瀬戸大橋を渡り、結局かえでは四国へ向うハメに。  そして車は、愛原家に到着。旅館と見紛うほどの豪邸で、か

  • S01E10 ついに再会!父娘の海に降る雪

    • December 9, 2002
    • Fuji TV

     かえで(中山美穂)は父の情報を得て、町子(西田尚美)、学(小泉孝太郎)、りる(酒井若菜)と静岡に向かう。かえでの父を見たと言うのは、露天商の木村(天野浩成)。駅の広場で露天を開く木村に、かえでは父の足取りを尋ねるが、話を聞いてみると電車に乗り合わせて一緒の駅で降りただけだと言う。かえでと学は父のその後の足取りをたどろうと八方手を尽くすが、情報は得られない。そんな中、町子とりるは、若くてハンサムな木村を前にしておおはしゃぎ。しかし、その様子を見た学に叱責されて、町子とりるも父親探しに協力することに。附近の旅館に電話をかけてみるが、やはり手がかりは得られなかった。万策尽きたか・・・。学は仕事のために東京に帰らねばならない。しかしかえでは、式の前に父を探し出したいと、この町にもう一晩泊まることにする。かえでと一緒に残ると言っていた町子とりるだったが、木村が東京に行くと聞いて、あっさり帰ると言い出した。結局、かえではまた1人きりに・・・。  父の面影を求め、スーツケースを引きながら海沿いを歩くかえでは、いつしか断崖絶壁の上にたどりつく。物思いにふけりながら海を見つめるかえでに、どこからか「そんなこと考えちゃいけない」という声が。振り向いたかえでが目にしたのは、自殺防止をよびかける看板。かえでは、あっという間に数人の男にとり抑えられてしまった。男たちは町の消防団員。かえでの思いつめた顔に「もしや?」の勘違いをした模様。ひたすら謝る団員たちにかえでが事情を説明すると、団員のひとりが、それらしき男が十条公介(吹越満)の経営す

  • S01E11 旅の終わりは永遠の別れ

    • December 16, 2002
    • Fuji TV

     東京駅。ホームに滑り込んでくる新幹線。人待ち顔の学(小泉孝太郎)と町子(西田尚美)の前に、スーツケースを手にしたかえで(中山美穂)が降りてきた。何はともあれ、結婚式の前日、かえでは帰ってきたのだ。  学、町子と共にマンションにたどりついたかえでが部屋のカギを開けようとすると、呼び止める声がした。現れたのは刑事たち(河西健司・甲本雅裕)。訳もわからぬまま車に乗せられ、たどり着いたのは挙式を予定している教会だった。そして、そこでかえでを待っていたのは、婚約者の浜崎(アレキサンダー・マニング)が誘拐されたとの思いがけない知らせ。しかも、なんとりる(酒井若菜)も一緒だという。かえでのかわりに結婚式の打ち合わせに出ていて、かえでと間違われたのだ。  犯人の要求はドルで228万ドル。日本円にして約二億だ。  話を聞いた、浜崎が勤める法律事務所の社長、双葉(鹿内孝)は『逆恨みだ』ともらす。浜崎が担当し、勝訴を勝ち取った裁判での賠償金と、犯人が要求する額が、まるで同じだというのだ。  と、電話が鳴った。かえでは人質を釈放するように犯人を説得するが、これはビジネスなんだと突っぱねられる。そんな緊迫した出来事の中、りるは電話のかえでに「浜崎さんを愛してしまいそう」と突然の告白!それを聞いた学もりるに「好きだー!」と叫び・・・。  犯人の要求は、かえでがひとりで身代金を持ってくること。そしてドル札はひとつのかばんにまとめてあること。そんな大きなかばんは・・・あった!かえでのスーツケースだ。 中に無線が仕込まれ、警察官がかえでのふりをして現場