1989年3月。東京・八王子市。防犯課の課長代理・伊東(岸部一徳)は、行きつけの理髪店主の姪・深雪(黒沢あすか)から、同棲中の男による暴力被害の相談を受ける。深雪には小学生のひとり娘・静加がいた。伊東が深雪親子を気にかける中、深雪のアパートで男が刺殺される事件が発生する。やがて男の交友関係から容疑者だと思われる男が捜査線上に浮上。男を重要参考人として聴取するが、証拠不十分で事件は迷宮入りする。