「鬼はソトッ!」「明、豆よこせ!」「イテッ!痛いって!」 前(香取慎吾)、拳(加藤浩次)、明(須賀健太)は、節分の豆まき合戦の真っ最中。「晩飯にするから豆回収」という太朗(松岡充)の声で、スリーピースの豆まきは終了。もっと遊びたそうな明に前は「明日オレの実家について来い」と言う。 翌日、前は明を連れて原宿つぐみ学園にやってきた。 つぐみ学園は、親のいない前が子供時代に生活した養護施設だった。毎年、前は節分の時期になると、後輩の子ども達を元気づけようとつぐみ学園を訪れていた。しかし今年は子ども達のノリが悪く元気がない。保育士に理由を聞くと、皆の親代わりの園長先生が疲れから糖尿病を悪化させ入院したためだと言う。「いつ園長先生は帰ってくるの?」子ども達の声を聞いた前は、「学園の奴らを元気付けてやろう」と決意する。 その夜のレッドライン。つぐみ学園のことを皆に話す前にのぞみ(星野真里)が「お祭りじゃないんだから」と漏らす。それを聞き逃す3人ではなかった。「いいじゃんお祭り!」「朝までドンチャン騒ぎだ」と前。「騎馬戦も見てみたいなぁ」と憂(りょう)。「原宿の仲間にも声かけて盛大にやろうぜ!」ととんとん拍子に話は大きくなっていった。 翌日、前は原宿の街頭ビジョンで「祭りをやるぞ。今晩レッドラインに集合」と呼びかけた。太朗は女性達を積極的に誘い、拳はリサイクルショップの軽トラックで原宿を廻り、それぞれの人脈で人集め。その夜のレッドラインには、呼びかけに応えた商店街のおばちゃんから競馬新聞を手にしたギャンブル仲間、果ては教会のシスターまで百人の仲間たちが集まった。「盛り上がるぞ」「騒ぎまくるぞ」とノリにノリまくる一同につぐみ学園を代表してやってきた佑介(生田斗真)達もびっくり。 翌日、前はつぐみ学園で一緒だった野村稔(檜山豊)を誘いに職場を訪ねた。今では立派なサラリーマンになっている稔は結婚したい女性がいると前に打ち明ける。しかし養護施設で育った過去を彼女に言い出せず悩んでいるらしい。「後輩を助けている場合じゃないんだ」と言う稔に、前はある考えを巡らして・・・。