大魔王に「人間界にいられるのは、次の満月が空にあがるまで」と告げられたアクビ。カン太郎はアクビがいなくなるという事実にショックを受け、夜は眠れず食事にも手が付かない。どんな夢を見つけたのかアクビが聞こうとしても、「僕の夢はもうゼッタイ叶わない」と、逃げるように走り去ってしまう。 そんな中でも、アクビは「私とカンちゃんの最後のお仕事体験になる」と、カン太郎のママがブライダルスタッフとして働いている結婚式場の手伝いにカン太郎を誘う。 ノリ気ではなかったが「最後」という言葉に応じたカン太郎は、職場で働く家とは違うママの姿を目の当たりにし、いつしか自分も真剣に仕事に取り組んでいた。そうして、ついに最後のお仕事体験を終えた二人。アクビは「応援したいから夢を教えて欲しい」と再び問うのだが、感情を抑えきれなくなったカン太郎は「もう応援なんて出来ないのだから、さっさと魔法界へ帰ってしまえ」と言い放ち、またもやその場から逃げ出してしまった……。想いのすれ違うカン太郎とアクビ……。別れの時が刻一刻と迫る中、二人の未来は!?