“豆の木町”に住む小学5年生の伝統行事である、お寺での修行。カン太郎は面倒くさがるかと思いきや、「おじいちゃんも昔行った」と聞くと、アクビの誘いも待たずに自分から「行こう」と言い出す。 友人たちと、雑巾がけや滝修行など様々な体験をするカン太郎。いつもなら嫌がりそうなことに挑戦する姿にアクビや友人たちは驚く。それを尻目に「まあ、ちょっとね」と返すカン太郎は、何かあるたびに「やらない後悔よりやって後悔」という、おじいちゃんから貰った言葉をつぶやいていた。 そんな中、和尚から「特別な夜、裏山の小さな社に将来の夢を書いた絵馬を奉納すると願いが叶う」という話を教えてもらい、みんなで挑戦することに。 ところがこの行事は、実は大人たちが子供を怖がらせる肝試しでもあった。更にはいつものようにプゥータがいたずらをはじめ、幽霊やヘビを怖がったり、ケガをしてしまったり……友人たちが1人2人と減っていくが、カン太郎は独りで社にたどり着き、無事、絵馬を奉納する。 魔法のじゅうたんで迎えに来たアクビとともに来た道を変えるカン太郎には、何か目標ができたようで……。