京都で千年以上の歴史がある、旧家の令嬢・結城莉央(林芽亜里)は顔も知らない相手と16歳という若さで政略結婚をした。夫の高嶺正智(犬飼貴丈)から、毎年誕生日に送られてくる五千万円…“金”だけで繋がった、愛のない関係だった。10年後、26歳になった莉央は父の死をきっかけに離婚を決意。 高嶺が社長を務める、IT企業『タカミネコミュニケーションズ』に出向き、初対面で“離婚届”を突き付けるのだった――!突然の「離婚宣言」に戸惑う高嶺は、謎めいた妻について、副社長・天宮翔平(西垣匠)に身辺調査を依頼。一方、幼馴染の税所羽澄(髙松アロハ)とともにホテルに戻った莉央は、一刻も早く離婚し自立することを誓う。そして、幼いころから慕っていた日本画の師匠・設楽桐史郎(高橋光臣)のところを訪れるが、その帰り道、道端で倒れてしまい…。しかし、運ばれた先は高嶺の家で――?!親が決めた環境に縛られて生きてきたお嬢様×冷徹だけど憎めないIT社長、最悪の出会いから始まる“溺愛”ピュアラブストーリー開幕!
高嶺正智(犬飼貴丈)との初デートになんだか落ち着かない結城莉央(林芽亜里)。絵を見にいきたいという莉央のリクエストを受け、ギャラリーを訪れた二人だったが…莉央に近づく怪しげな人物が…?!一方、高嶺は急遽出張でアメリカへ発つことに―――。 遠距離ながらもビデオ通話で連絡を取る高嶺だったが莉央を溺愛するあまり、心配で仕方がなく「設楽先生以外の男とは話さない」と約束を交わすなど、内心穏やかではない。 一方、莉央は設楽(高橋光臣)から美術商の黒瀬友哉(山中柔太郎)を紹介され、高嶺のことを気にしながらも仕事だと割り切る。黒瀬の存在をよく思わない高嶺は、嫉妬心を露にするあまり莉央とすれ違ってしまい…。そして迎えた、個展当日――。