ある日、ハガネ(吉瀬美智子)はクラスを4つの班に分けて学習発表会を開くことを提案する。はるか(遠藤由実)の演奏会での子供たちの盛り上がりぶりを見て、この機会にクラスの結束を高めようと思ったからだ。
寝台特急、天体観測、パンダの生態、作詞作曲と、テーマを決めて研究を進めていく子供たち。夏希(鍋本凪々美)は自分と別の班になった友喜(浦上晟周)を心配するが、班の仲間とうまくコミュニケーションを取っている姿を見て安心する。だが、その一方で美月(石井萌々果)や敦子(澤田真里愛)、亮介(渋谷龍生)はそれぞれの班になかなか溶け込めないでいた。
そんな折、ハガネは愛梨(大橋のぞみ)から祐也(鷲田詩音)が危険を知らせる声に気づかず、頭にサッカーボールが当たって倒れたことを聞く。実は祐也は病気で左耳がほとんど聞こえなかったのだ。しかし、ミュージシャンを目指す彼は両親に知られるのを恐れ、親友の望(谷藤力紀)以外に黙っていた。望からその事実を聞いたハガネは、子供たちを信じてしばらく見守ることにするが……。