問題を起こしてばかりで父母からの苦情が多いハガネ(吉瀬美智子)を辞めさせるよう、教育委員会の真鍋(本間しげる)は松山校長(綾田俊樹)に詰め寄るが、校長はそれを断固として拒否。かろうじて首のつながったハガネだが、彼女を取り囲む状況は依然として厳しかった。
そんな折、真理衣(吉田里琴)に勉強や家庭のことでからかわれたせり(日向ななみ)が自宅でパニックを起こし、問題集やノートを引き裂いてしまう。いったい何が勝ち組で何が負け組なのかーー。娘に学歴だけはつけさせようと必死な母親の早苗(磯野貴理)の姿を見て、ハガネは複雑な思いを抱えたまま、明確な答を出せずにいた。
ハガネの不安をよそに、増長した真理衣はますますクラスで孤立していく。さらに、優介(林遼威)、聡羽(吉田翔)、美奈(八木優希)、あかり(佐藤日向)の4人が学校から帰っていないという連絡が入る。子供たちの笑顔を守りたい……ただその一心でハガネは懸命に彼らを探すが……。