卒業後の進路相談の三者面談が始まった。だが、生徒たちは将来のことを全く考えてなく、しかも働くことを軽く考えていることを知り、久美子(仲間由紀恵)は頭が痛い。本城(石黒英雄)もその一人で、「たかが100円、200円で頭下げる商売なんかできるか!」と豆腐屋を営む父親・保(金田明夫)と三者面談の席でケンカを始めてしまう始末…。 翌朝、夏目(小泉孝太郎)から保が倒れて運び込まれたと連絡が入り、久美子と本城は慌てて病院に駆けつけた。保はしばらく入院することになり、本城は、家の戸棚にある金を銀行に入金するよう頼まれるが、実は、その中の一部をこっそり使い込んでしまっていて金が足りない。困り果てた本城は、「店の支払いの金が足りないから」と嘘をつき、学校を休んでバイトを探し始める。それを聞いた大和(髙木雄也)ら3Dの生徒たちも、「本城のために、俺たちも働こうぜ!」と、全員でバイトをすることに。 しかし、そんなことを知らない本城は、安い時給では働く気にならず、バイトを見つけられずにいらだっていた。そんな時、中学時代の先輩・成田(進藤学)と偶然会う。「親父の金、使い込んじゃって」と相談する本城に、金貸し業をやっているという成田は、「かわいい後輩が困っているなら、貸してもいい」と言う。喜んだ本城は、軽い気持ちで金を借りるが——。