2月下旬から、いよいよ日本でも新型コロナのワクチン接種が始まると言われているが、一つネックになっているのが、保管・移送の際マイナス75度でやらなければいけないという事。インフルエンザやおたふくかぜなど、これまでのワクチンは、マイナス温度で保管する必要はなかったが、最初に日本に入るアメリカファイザー社のワクチンは、これまでのものとは作り方が全く違うため、超低温で冷やさなければならないのだ。この事態に対し、「冷やす」を仕事にする企業に様々な動きが。彼らは、ビジネスとして、またコロナウイルスを沈静化させるという責務のために奔走している。また、コロナで大きな被害を受ける飲食店などが、自分たちが作った料理をおいしく保存するために「冷凍技術」を使っているというのだ。驚くべきことに、それは「握り寿し」や「天ぷら」といったものまで凍らせるというのだ。いま活況の「マイナスの世界」を徹底取材。